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奇跡の10日間


大好きなおじいちゃん。
ボウリングを始めてくれてありがとう。

私の大好きなおじいちゃんが8月16日に天国へ旅立ちました。


8月7日
救急車で病院に運ばれ、病院に着いてすぐに心臓が止まってしまいました。
でもすぐにお医者さんが心臓マッサージをしてくださり再び心臓が動き始めました。

8月8日
人工呼吸器に助けられながらもしっかりと呼吸をして、かけ声にも反応してくれたりと少しずつ回復してる様子!!

8月9日
前日と変化はあまり無かったけど
「翔子だけどわかる?」って声をかけると、うんって頷きながら左手でオッケーマークを作ってくれました。

8月10日
お医者さんから
血圧も安定してきたし、幸い脳に後遺症も無さそうですね!
このままいい方向に向かうでしょう!
と説明を受ける

8月11日
呼吸も安定してきたので人工呼吸器から酸素マスクに変わる!!

8月12日
話が出来るようになった!!
人工呼吸器から酸素マスクに変わって少しだけど会話が出来るようになったよ!!
こっちが話してる事もちゃんとわかって返事もしてくれてたよ!!

8月13日
前日とあまり変化はないけど、しっかりと目も開けてくれてて、頑張れ!!って言葉に頷いてくれた。

8月14日
この日は病院に逢いに行く事が出来なかった。

8月15日
この日も逢いに行けなかった。
おばあちゃんから、病院の先生とリハビリの話ししてきたよーって報告を受ける。
段々と良くなってきてるから、この先のリハビリの話しを進めてきたみたい!

8月16日
夕方...お父さんから電話が入った。

おじいちゃんがヤバイみたい

言ってる意味がわかんない。
ヤバイ?なにが?
とりあえず急いで病院向かって!って。

急ぎたいのに足が進まないって本当にあるんだね。
病院に着いた時には人工呼吸器を付けて声をかけても反応してくれない状態だった。

一気に涙が出て、頑張って!頑張って!って...たくさん叫んだ。
けど前みたいに頷いてもくれない。

どうする事も出来ない状態。
こんなにも辛くて悔しい気持ちは初めてだった。

20時15分

家族みんなに囲まれながら息を引き取りました。

おじいちゃんが始めたボウリング。
お父さんもおじいちゃんに連れられてボウリングを始めました。
そしてお父さんに連れられて私と弟もボウリングを始めました。

おじいちゃんが一度は夢みたプロボウラー

私がプロボウラーになったよ!!

おじいちゃんがボウリングをしてなかったら私の今のボウリング人生はないよ。
たくさんの人と出会えて、たくさんの人と楽しい時間を過ごせる、このプロボウラーという職業に私はなってなかった。
私のボウリング人生はおじいちゃんが作ってくれた。
おじいちゃんありがとう。

ツンツンしてばかりで全然可愛くない孫だったよね。
でもね、おじいちゃんの事いつも気にして見てたよ。

こっそりテレビの下にビール隠してる事も、タンスの中にへそくりがある事も...。
全部全部知ってるよ!!
そんだけ気にしてたの、ホントは。

いつかは通らないといけない道。
家族が死んでしまう事が初めてなんです。
どう受け止めていいか正直まだ整理出来てないです。

でもいつまでも引きずっててもいけないと思うし、おじいちゃんが与えてくれてボウリングを精一杯頑張らないといけないなって思います。

だから前を向いて家族全員で頑張っていきます!!
これからもみなさんの支えを借りながら進んでいきたいと思います。

最後になりましたが9月29日に相模原パークレーンズさんでチャレンジを開催していただく予定でしたが、おじいちゃんの四十九日の為変更していただきました。
中里社長をはじめ、相模原パークレーンズのスタッフのみなさま、そしてお客様にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。

10月に変更していただきましたのでぜひご参加お待ちしてます♪( ´▽`)


一旦は止まってしまった心臓。
また頑張ってくれた10日間。

あの時、もしかしたらそのまま死んでしまってたかもしれない。

奇跡の10日間

おじいちゃん良く頑張ったね!!

ゆっくり休んでね。

今までありがとう。

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